2011年5月4日

反復性過眠症


反復性過眠症という病をご存知だろうか。
おそらく聞いたことがあるという人は少ないだろう。
あるいは、「反復性過眠症」というワードで検索した結果ここに辿り着いたという方もいるかもしれない。
実は、この文章はそんな方々のために書いている。
反復性過眠症に関しては調べても調べてもあまり詳しい情報が出てこない。
非常に珍しい病気で症例が少なく、そのメカニズムも治療法も今のところ解明されていないというのが情報の少なさの原因だろう。
事実、病院で反復性過眠症と診断された当の僕でさえ、これが病気と呼べるものなのか、呼んで良いものなのか、自信がないと言ったら変だけれど、なんだか未だにはっきりしない。
しかし、過眠(=眠り過ぎる)の症状に悩まされ、色々と調べていた時に見つけたある人のブログを読んで、「世の中には同じ症状の人がいるんだ」と、僕は大きく励まされた。
治療法はなくとも、一人の反復性仮眠症患者として自らに起きた事を詳細に書けば、おそらく日本各地にまだまだいるであろう、同じ悩みを持つ人々の参考になるのではないかと思い、ブログを書くことにした。
なお、僕はあくまで患者であって医者ではないので、もしかしたら勘違いをもとに不正確な情報を書いてしまうかもしれない。
自分なりに用心するつもりではあるけれど、その点だけは念頭に置いて読み進めていただければと思う。

僕は幼い頃から寝起きが悪かった。
朝は親に起こされるまで自ら目覚めることはなく、起こされても簡単には起き上がれない。
毎日のことなので母には相当のストレスをかけてしまったと今更ながら申し訳なく思う。
一年に数回は結局起きられないまま学校を休むことになるのだが、驚くべきことにそれは高校生になっても変わらなかった。
大学からは実家を離れ東京で一人暮らしを始めたので、思う存分眠れるようになった(そもそも大学生に昼夜は関係ないでしょう?)のだが、誰にも起こされないと僕は本当に長時間眠り続けた。
24時間などというのは日常茶飯事で、自己最長記録は72時間である。
これはあまり信じてもらえない話なのだが、本当に飲まず食わずで、気付いたら3日が経過していたのだ。
当人の感覚としては「タイムワープ」に近い。
目を覚ましてからしばらくは意識がぼんやりとしていたけれど、トイレで見た尿の黒さだけは今でもはっきりと覚えている。
両親をはじめとする周囲の人々から「根性がない」「体力がない」「怠け者」と散々言われ続けてきた人生、自分でも実際そうなのだろうと結論付けていたため、まさか病気などとは露ほども思わなかった。

しかし社会人になると支障が出てくる。
サラリーマンにとって一番してはいけない事、すなわち「無断欠勤」をしてしまうからだ。
当初は決まって風邪をひいた直後、またはお腹を壊した直後(僕は腸が弱い)に「過眠」症状が出ていたため*1、「(体調不良で)休みます」と連絡した翌日に無断欠勤という形になり、ありがたいことに会社も大目に見てくれていた。
当時は週休1日で毎日それなりにハードに働いていたため、「単に疲れが出ただけだろう」という程度に考えていたし、おそらくは会社が大目に見てくれた理由もそこにあったのだと思う。
しかし、その後も同じような事を何度か繰り返し、見かねた会社から週休2日を頂戴したにも関わらず、過眠症状は不定期でやってきた。
そしてその頃には、体調も良く仕事も忙しくない時でさえ、ある日突然「過眠」してしまうようになっていた。
「体のどこかが悪いのかもしれない」会社からの助言もあり、医者へも行ったが……
内科では異常なし。「若い時はよく寝るもんだよ、元気な証拠!」
心療内科では「性欲はあるのよね、じゃあ鬱ではないわ」
もしや睡眠時無呼吸症候群? と思って訪ねた耳鼻科では「鼻腔にポリープっぽいのが映ってるけど、その寝過ぎる? ってのとは関係ないと思うよ」
と、言われた。

そして、昨年(2010年)10月から症状は急激に悪化し始めた。
それまでは長くても2日だった過眠が、10月中旬に3日連続、そして間髪入れずに月末には一週間丸々欠勤してしまったのだ。
これは説明が難しいところなのだが、この時は前述の72時間睡眠のように連続して「眠り続けた」わけではない。
20時間寝て2時間起きる、そしてまた17時間眠る、4時間起きる、23時間眠る、といったパターンを繰り返していたのだ。
従って、起きている数時間の間に最低限の排泄や飲食はしていた。
「ではなぜその数時間の間に連絡をよこさないのか」と、後に会社から散々責められたのだが(真っ当な意見だ)、その質問に対しては「起きているといっても意識は朦朧としていて、そこまで気が回らなかった」としか答えようがない。
これは本当に個人的な感覚で医学的根拠は全くないことなのだけれど、「過眠」から醒めた直後の数時間は意識がぼんやりとしていて「思考」することができないばかりか、「現状把握」さえままならない。
別な言い方をすれば、「寝ぼけた」状態が数分ではなく何時間も続き、そのまま再び寝てしまうということだ。
そしておそらくは脳の言語を司る部分(言語野?)がうまく機能していないのではないかと思う。
その後も繰り返された同様の症状の中で、たまたま起きている時に宅配便を受け取ったり電話に出たりしたけれど、いずれのケースもうまく喋ることができなかった。
排泄と飲食についても、おそらくは本能と習慣の記憶を頼りにほとんど自動的に行っているだけではないかと思う。
というのも、実は「○○を食べた」というはっきりとした記憶があるわけではなく、冷蔵庫の中のものが減っているので「ああ、食べたんだ」と気付くような有り様で、「食べたということはおそらく出してもいるだろう」と思っているだけの話なのだ。

そういうわけで、遅まきながら焦りを感じた僕は、自分と同じ症状の人を探してインターネットの宇宙を駆け巡った。
睡眠障害について検索してもほとんどが不眠症に関するもので、稀にヒットする過眠の症状も「ナルコレプシー」など自分の症状とはちょっと違うものが多く苦労した。
途中からは「72時間 ぶっ通し 眠り続ける」というようなワードを自分で打っておいて笑いそうになったりもしたが、悲しいかな笑える状況ではなかった。
最終的に「反復性仮眠症」という症状を見つけた時は、「これに違いない!」と感じはしたものの、それでも情報量が少ない上にサイトによって内容がバラバラだったりと曖昧な要素が多く、これはもう専門医に診てもらうしかないと思った。
そして僕は過眠症ランドというサイトにて専門の病院をリストから選び、半ば強引なのだが、先述の耳鼻科へと赴いて事情を説明し、精神科への紹介状を書いてもらうことに成功した。

11月初旬、都心の病院で診察を受けた僕は問診のみであっけなく「反復性仮眠症」だと診断され、その場で診断書も書いて頂いた。
先生に聞いた話の要点は以下の通り。

•反復性過眠症の原因は分かっておらず、治療法は確立されていない。
•躁鬱病の治療に使われることもある「炭酸リチウム」が過眠を予防するケースも見られるため、対症療法としてこれが処方される。
•脳の時間を司る部位に障害があるのかもしれないが、明言はできない。
•精神的な要素は関係ない。*2

診察の最後に「これ以上仕事に影響でるとマズいんですけど、なんともなりませんか?」と聞くと、先生は「いやー……」と、本当に申し訳なさそうな顔をした。
他の患者さんは仕事をどうしているのか、聞いておけば良かったと今になって思うけれど、その時は先生の表情が全てを物語っている気がして聞けなかった。
ちなみに、この日の診察料は合計で約7000円(保険適用)。
うろ覚えで恐縮だが、参考までに内約を。

•初診料 約3000
•診断書作成 約3000
•リーマス錠(炭酸リチウム)1ヶ月分 約1000

これまで何度も大目にみてくれた会社だが、この不景気の中で経営がかなり厳しいことは知っていたし、次にまた同じ症状が出たら病気とはいえさすがに居続けることは難しいだろうと感じていた。
問答無用に背水の陣だ。
そこで、その日から僕はリーマス錠を朝晩2回飲みつつ、それだけでは不安なので近くに住む兄に合鍵を渡し、毎朝僕の家へ寄ってくれるようお願いした。
兄は僕と同じ街に住んでいて、家を出る時刻もほとんど一緒だ。
少し遠回りにはなってしまうが、兄の家から駅までの途中に僕のアパートがある。
本心では相当に嫌だったろうが、兄は快諾してくれた。
寝起きが悪いといっても、症状が出ていない時は一応目覚し時計で一人前に起きられる僕だ。
それからしばらくは玄関先で兄と合流し、一緒に駅まで歩く日々が続いた。

いや、嘘だ。
長くは続かなかった。

12月の第3週、丸々1週間の過眠。
毎朝、兄が会社に連絡してくれた。
兄によると、「過眠」中の僕は怒鳴ってもビンタをしても全く反応がないらしく、なんと水をかけても起きなかったという。
言われてみれば、起きた時に布団がやたらと湿っていた事があった。
さらに、兄はこの時の様子を僕のiPhoneで撮影していた(!)のだが、この動画は我ながらショックだった。
どれだけ激しく揺り動かされても、布団をはぎ取られても、ただただされるがままの、まるで屍。
それが自分なのだ。

4週は全日出勤。
しかし案の定、雇用し続けるのは難しいかもしれないとの宣告を受ける。
24日(金)2度目の診察。
過眠状況の報告。
僕は小説や映画に感動するとしばらくその余韻が消えないのだが、どうやらそんな時に過眠症状が多く出ていた気がする。
リーマス錠を飲むと、心なしか気持ちのアップダウンがなくなり、感動することが無くなった。
嬉しいはずの時にさほど嬉しくなかったり、同時に悲しくなる(凹む)こともなくなった気がする。
常に平常心というか……。
それでも、やはり過眠症状は出ている。
「気のせいかもしれませんが、」と前置きをした上で以上のような報告をすると、「確かにこの薬には気分の上下を抑制する働きもあるんです。だからそれはおそらく薬が効いているということでしょう。でも、また寝ちゃったんですよね? うーん、やっぱり精神的なものも関係あるのかなあ……」と、先生。
やはり先生でもよく分からないようだったけれど、他に対処法があるわけでもなく、引き続きリーマス錠を飲み続けることとなった。
25日(土)、友人宅でささやかなクリスマスパーティー。
深夜1時頃帰宅〜27日(月)の夜まで過眠。
28日(火)会社の人事担当者と昼食(面談)、3月いっぱいで退社する方向で合意。
31日(金)高円寺の居酒屋で友人と酒を酌み交わしながら新年を迎える。
阿佐ヶ谷神明宮にて初詣。
おみくじは末吉。

ここから怒濤の過眠ラッシュ。
201111日(土)〜12日(水)まで前述のような過眠(長時間睡眠と短時間の意識朦朧状態の繰り返し)。
この間に会社と両親の話し合いが持たれていたらしく、退社日が早められていた。
20日(木)この日をもって退社と相成った。

退社後は実家へ帰ることが決まったため、大学・アルバイト・仕事・その他、東京での9年間で知り合ったあらゆる人に連絡を取り、会って話をした。
すると面白いことに、僕と似た症状の知り合いがいるという人が2人いたのだ。
インターネットで調べた時にはあれほど苦労したのに、同胞は意外と身近にいるものである。
それまでに、反復性過眠症は30歳前後を機に自然消滅するという情報をいくつか見ていたので、僕もあと数年の辛抱だと高を括っていたのだけれど、その2人のうちの1人はなんと40代後半とのことだった。
あくまで伝聞なので同じ病気かどうかすら定かではないが、その人は症状が来ることを事前に察知できるらしく、会社と家族に「明日は休む」と宣言してから長い眠りにつくのだそうだ。
そんなことが許される会社があるのかと驚いて聞いてみたところ、親族の会社だから許されているということだった。

3月中旬に東京のアパートを引き払い、僕は愛知県の実家にてニート生活を送っている。
現在27歳。
今後の見通しは立っていない。


ところで、引っ越しの直前に再度病院へ行き、愛知県の病院への紹介状を書いてもらったのだが、僕は未だに行っていない。
この事実一つとってみても分かるように、僕は相当に怠惰な人間である。
「根性がない」「体力がない」「怠け者」という周囲からの評価は紛れもない事実なのだ。
さらに付け加えると、本当に良くしてくれた会社ではあったが、仕事内容自体は正直に言うと好きではなかった。
寒気がするほど嫌いな上司もいた。
給料も同世代と比較してかなり安かった。
会社員として明るい未来像をイメージすることは困難だった。
つまり、仕事に未練がなかったばかりか、いつかは辞めたいと思っていたことも事実なのである。
したがって、そんな気持ちが過眠を誘発したのだと言われれば、なるほどそうかもしれない、と思う。
これを病気と呼んで良いのかどうか自信がない、と冒頭で書いた背景にはこんな後ろめたさがある。
しかし、現状では精神的要素は無関係というのが一般的な説らしいし、*1のような出発点を考えると体力も関係ありそうだ。
あるいは、僕は小さい頃から1日が24時間である事にうまく対応できなかった。
朝の決まった時間に起きて夜の決まった時間に寝るという、正常な生活リズムで暮らしたことがほとんどないのである。
そう考えると、「脳の時間を司る部分に異常」があるのかもしれないとも思えてくるけれど、ふと周りの友人を見回してみると、規則正しい生活を送っている人などほとんどいない事に気付く。
つまるところいくら考えても素人の僕に分かるはずがないのだ。

全てが曖昧でよく分からないこの「反復性過眠症」だが、診断されて良かったと思うこともある。
特に母は、息子の異常ともいえる寝起きの悪さが人間的欠陥に依るものではなかったことに(眠り以外の部分で怠け者であることには変わりないのだが、ここは黙っておこう)喜ぶと言ったら言い過ぎにせよ、「安心」したようだった。
また個人的には、恥ずかしながら30近いにも関らずなかなか世の中とうまく折り合いを付けられない子供な自分がいるのだけれど、サラリーマンとして働くのが困難な状況となった今、「皆と同じでなくても良い」という免罪符を与えられたような気がして、色々な事に対して踏ん切り(「諦め」と言った方が正しいかもしれない)がついた。
もちろん、いつまでもニートでいるわけにはいかないので、サラリーマンが無理なら無理なりに別の生き方を模索していかなければならず、それが困難を極めるであろうことは想像に難くない。
それでも今のところ切迫感がないのは、ひとえに僕がお気楽な怠け者だからだろう。

最後に、失業保険について。
通常、失業保険は申請から給付まで3ヶ月の待機期間があるが、病院に証明書をもらうことができれば待機期間を短くできるのだとハローワークで教えて頂いた。
しかし、これは難問。
失業保険の受給条件の一つに「現在いつでも働ける状態にある」というものがあるからだ。
病気により会社を辞めざるを得なかったという証明はおそらくもらえるだろうけれど、「現在働ける状態」というのは誰も保証できない。
そして、もし「現在も働けない」とされてしまうと、今度は受給資格自体が無くなってしまうことになる。
前途多難だが、これについてはまだ途中なのでまた今度ご報告できればと思う。


*1 その後の症状を見ると体力の衰えとは無関係に見えるが、当初は確かに病欠の翌日に眠り続けてしまっていた。これは会社の人に指摘された点であり、出勤データがちゃんと残っている。どう解釈すればいいのか僕には分からないが、参考までに記しておく。

*2 後述するように、この点はかなり曖昧なようだ。

12 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

うちの15歳の娘も2月に大学病院で反復性過眠症(クライン・レビン症候群)と診断され、リーマスを朝晩飲んでいます。
娘は一昨年10月、新型インフルエンザにかかり、発熱後 辺縁系脳炎を引き起こし、その後遺症で昨年6月に発病したようです。
別名 周期性傾眠症といわれるらしく、娘は3ヶ月ごとに10日間、傾眠を繰り返します。傾眠期は同じく、23時間ほど寝て少し起きて食べる、トイレ、また寝るを繰り返します。起きている時も気力が無く、朦朧状態だそうで、記憶もほとんど無いそうです。
医者の話では脳の視床下部という部分に何らかのダメージを受けたためだろうということですが、メカニズムは不明です。ただ、その期間を過ぎると全く普通に、元気に学校にも行きます。今はただ、無事に高校受験が終わるのを祈るだけです。
リーマスを飲みだして、過眠の周期が短くなったり出なくなったりは無いですが、症状は格段にマシになったので、飲み続けたほうが良いと思います。

匿名 さんのコメント...

18歳高3女子です。


昔から、わたしも寝起きが悪くて、今受験期なのですが、ねすぎてしまいます。

病気なんじゃ?

そう思って探していて辿り着きました。
病院に、行こうと思います。。

karimono さんのコメント...

まだ筆者さんはいらっしゃいますか?
同じような症状で悩んでいます。

匿名 さんのコメント...

70時間以上の睡眠が三回
50時間前後の睡眠は数十回
30時間以内なら数えきれず

現在43歳の男性でありますが未だに改善せず

派遣社員でありますが、只今勤続一年半で無断欠勤も両手で数える程……もっとあるかも?

同じく 「70時間以上の睡眠」「50時間の連続睡眠」等々 検索して辿り着きました。

私43歳男性も反復性過眠症のようです。

私43歳男性は、

むずむず症やら金縛りやら感覚障害やら知覚障害やら無呼吸やら異常な動悸なども患っています。
また、血管や神経が通常よりも細いそうです。

共通点はありませんか?


by柳虫




匿名 さんのコメント...

15歳でちょうど今高校受験勉強の最中の学生です。
私のとても仲の良い友人が先日反復性過眠症になった、と私に相談をしてきました。

その時私はどんな言葉をかけていいかも、またどんな病気かも分かりませんでした。
しかしこのブログに辿りつき、少しは友人が今どれほど辛い思いをしているのかが少しわかったような気がします。その友人はいつも頑張りすぎて自分を追い込み、ストレスも溜まっていたようです。
精神的な面ではそこまで大きく左右するものなのでし
ょうか?

とりあえずはしばらく無理はするな、とだけ言いましたが、何か周りの人間のサポートによって助かった、というか役立てそうなようなことがあったら教えてもらえないでしょうか?

もうそろそろ受験も本腰で勉強しなければいけない時期なので、友人のためにも教えて頂けると嬉しいです。

Unknown さんのコメント...

このサイトに辿り着いて人生救われました。私は30歳女性です。元々人より多く寝る体質でしたが、20代前半頃から主に生理前になると5日〜1週間の眠り期間がやってきました。人と会うと疲れてよく寝込んでしまっていました。「体質」という言葉で片付けられてきたので、自分でも諦めていました。しかしこのサイトに出逢って、治せるものなんだと勇気づけられました。今婦人科へ行って漢方の抑汗散(ツムラ54番)を処方され飲んでいます。かなり症状は緩和されています。自分と同じような症状で悩んでいる人がこの世界にいたんだと思うだけで、とても救われたし、自分とちゃんと向き合わなきゃと思いました!筆者さんのおかげです。ありがとうございました。
完全に治るものではないと思いますが、お互い少しでも良くなり、今までの経験を生かして人生を送れると良いですね。頑張りましょう(^^)

匿名 さんのコメント...

引っ越したら治るかもしれませんよ。
私は引っ越した途端に年間平均14時間睡眠になりましたが、再度引っ越したら7時間に戻りました。住宅の環境(化学物質、電磁波、水脈、地磁気、はたまた方位まで)などが複合的に影響しているはずです。

匿名 さんのコメント...

その間、どんな夢を見ているのですか? 夢の内容を覚えていますか?

HIRO さんのコメント...

過眠症のことを調べていてたどり着きました。
あなたの文章を読んでまさに自分が感じている悩みだと感じました。

私自身は現在35歳ですが、10代後半から双極性障害2型(躁うつ病)を抱えています。病気で留年&就活がままならなかった分、なんとか服薬でコントロールしながら必死で働きステップアップしてきました。
しかし、30歳のとき激務で過労で倒れてから過眠症状が出るようになりました。
再就職してからも度々過眠症状が出て会社を辞めざるを得ない状況を繰り返しています。

反復性過眠症の予防薬にリーマスが使われているということですが、まさに双極性障害の治療薬としてずっと飲んでいましたがやはり過眠症には効果はありませんね。
会社で働き続ける生き方は無理そうだと感じ、今は病気を抱えながらでも生きていける方法を模索しています。

このページを作っていただき、ありがとうございます。おかげで不安がだいぶ減りました。
病気を抱えつつも自分なりに望ましい人生を生きられていることを望みます。

匿名 さんのコメント...

反復性過眠症で検索をしてたどり着きました。
自分も15歳から突然周期的に過眠になる時期がありピークが19時間くらいでそれ以外が14時間10時間位の時が長く続き、二ヶ月に一度位一週間か二週間位普通の睡眠時間に戻る時があり。
自分の場合反復性過眠症と決定的に言い切れないのが19時間や16時間寝る傾眠期ピークの時にもちょっと元気がないのねと言われる程度で意識がはっきりして記憶もきちんとしている事です。

自分は最近よくtwitter 等インターネットで出会った反復性過眠症他、過眠症の方と色々お話をしますが、過眠症患っている方は皆仕事等社会生活に苦労しているようですよね。
自分も筆者さんと同じように仕事を辞めざる得なく色々な苦労をして来ました。

反復性過眠症の方のサポートをしている患者会があるので、皆さん加入されると良いと思います。
社会啓発福祉の充実を図る活動をしているボランティア団体です
反復性過眠症の方が代表です。http://www.longsleepers.org
掲示板で過眠症専門の病院の口コミとか語ってます。http://www.longsleepers.org/forum

匿名 さんのコメント...

反復性過眠症で検索して辿り着きました。
私の同棲中の婚約者は、幼い頃から寝起きが悪かったらしく、まさに、筆者さんと同じような思いを抱えて今日31歳になりました。誕生日なのでご馳走を作りスタンバイしていたのですが、昨日からずっと寝ています。トイレや軽い食事などは1時間ほど起きた時にするのですが、傾眠が終わった後、この話題覚えてる?や、何食べたか覚えてる?と聞いても覚えていない、もしくはうっすらとしか記憶にない状態です。
こういった症状は以前からあり、双極性障害の鬱期が睡眠に影響しているのだろうと本人は思っているようですが、起きなさすぎて、流石におかしいと思い、私が勝手に色々検索してここに来ました。
大学時代に双極性障害2型を発症し、リーマスやラミクタールなどの投薬治療を現在も受けていますが、あまり変化は見られません。
私が今まで観察して思った事は、飲食による消化の具合が影響してるのではないかと言う事。彼は胃下垂なのですが、体調が悪い時に彼にとって消化の悪い物を食べると、傾眠が出やすいように思います。
本人も認めるめんどくさがりだと言うのもありますが、精神科ではなく、睡眠外来を勧めても、遠いから、や、めんどくさい、と言った理由で腰が重いです。。。
通常期は優しく良い人なのですが、傾眠前はイライラして八つ当たり気味になったり、過食または絶食があります。

このサイトを見て、引きずってでも睡眠外来に連れて行く決意をしました。
筆者さん、何かアドバイスがあればお願いします。

大変共感しました。 さんのコメント...

全く同じ状況の方がいて安心しましたのでコメントします。
31歳女性ですがわたしは月1で傾眠期が訪れます。期間はやはり1週間から10日ほどで、その間4日ほどはほぼ眠っています。診断されてはいないのですが、間違いないだろうと確信しています。
わたしの場合は完全に発症したのは25歳くらいだったかなと思います。ちょうど大学院に行っていましたが、残念ながら中退し普通のお仕事はできないので夜のお仕事です。なので、急に休むことに関しては許されているという形です。
治療法がないのは残念ですが、うまく付き合っていくしかないですね。
差し出がましいですが、予定を立てるのが困難なので底辺で悔しいとは存じますが、日雇いや派遣の単発バイトなどもありますし、あまり絶望しないでください。
わたしも博士課程に進んだことを棒に振った悔しい思いもありましたが、何とかやっています。顔も知らないネット上ですが、できることだけやっていけたらそれでいいと思います。心穏やかに過ごせますように。